高野山詣で(2)
10月のある日、2年ぶりのクラス会が横浜であり出席。当初は箱根での開催予定だったが・・・火
山活動の風評被害でおじゃん.急遽横浜開催と相成った。幹事さんは空きが無くてずいぶん苦労をした
そうな。
それはともあれ、一言発言の中で寺巡りが話題になり、人によっては高野山詣でを7回も8回も行っ
たと!。
これを聞いてわたしのDNAは急に目を覚ました・・・・・。
その日は取りあえず当初予定通り鶴見の総持寺を目指して行動。前夜同室のK君が お嬢さんの出展を
見るため
に行きたいと云うので同行。看板を見かけて問いかけたが誰もご存じないし案内もしてくれない。
やっとお嬢の知り合いだと云う坊さんが案内してくれたのは、門を取り巻く廊下の一隅。やっぱり矢
印の通りだった。
小さな三角紙が川のように吊るされ、蛍光を発して綺麗だった。お嬢は仏教大卒、アメリカ在住とか?
帰宅後早速高野山行きを企画。魔の水曜を行動日と定め計画を開始。処が運悪く21日ときた。何か
有るといけないので早出はしたものの南海電車の特急は売り切れ、「急行で??迄行って乗り換え」と
きたが、よく聞き取れず 来た急行に飛び乗ったが急に不安を感じ・・・・途中下車。次の特急を待っ
たがこれも空きなし・・・空席はいっぱい有るのに、何故?。駅員に聴き次の急行を待つて目的の乗換
駅へ。早出を使い果たし、鈍行に乗り換えてようやく極楽橋駅へ到着。そのままロープウェイで頂上ま
で。
先ずは奥の院を目指しバスへ。かって案内して戴いた時とはいやに雰囲気の違いを覚え暫し茫然。気
を取り直して参道を進む。 クラス会で話題になった墓地を気にしながら奥の院を目指した。
植物のお医者さん
「おじいちゃんがきたら きいてみたかったんだー・・。」孫からそう云われて何事かな?と。
一瞬、身構えると 「花の球根はどうして出来るの・・・と云うか何から出来るの?」ときた。
小学1年生にどう説明したらいいかと しばし考え、「球根が初めから有ったんじゃーないよ。」
「最初は種を蒔いて育てるんだよ。育てた植物が栄養を蓄えて花を咲かせ、土の中に球根を作るんだよ。」
説明が分かったかどうか一寸自信がが無かったが・・・「ふーん。」ときた。「その球根を株分けして植えると、それから芽が出て同じ植物が育つんだよ。」
「おじいちゃんは植物のお医者さんだったんでしょ。だから一ぺん聞いてみたいと思ってたの。」
自身は「植医学人」などと名詞に書き込み自負しているが 人から言われたことはなく、一々説明が必要だったが・・・・。初めて認められた気分になって・・・。じゃないか? 経験則 結構通じてるじゃないか。
立山眺望
一度は行って見たかった「立山連峰の眺望」をやっと果たせた。いつも待たされっぱなしな状況のしっぺ返しをと考え・・・、天気予報を見るでもなく見て居たら明4月23日は岐阜・富山とも快晴。
またとないチャンス、その場で切符をと思ったが待てよ、ばれてしまっては元も子もない。
明日の朝までジックリ考えよう。翌朝の新聞も快晴、今はすっかり私の仕事になって居るポリポットを持って・・・・「出してこようか?」との言葉を遮って収集所へ。その足で静かに車を出して切符をゲット。連れ合いの出かけるのを待って暦に「たてやま」の記事を残しJR10時発で大垣へ。
しらさぎに乗り継いで一路富山へ。乗客はまばらで態々指定席をゲットする必要は無かった。
北陸の気象は中々微妙で、テレビ画面で見られるような絶景は滅多に見られないとは聞いていたが・・・。
金沢を通過する頃は東の空一面に雲が。やっぱり無理かな?と思っていたら、右の車窓に北アルプスの山々がうっすらと。もしかすると見えるかも? 期待を大きくして能登を越える。
当初は早出して氷見線を予定していたが、今回はこれを回避。ライトレールを予定していた。
13時過ぎ富山着。街並みの一角に立山連峰の姿が、よかった。駅は新幹線の工事で大幅な回り道
それに案内も心もとない。ライトレールは富山の「うり」のはずが出口案内もない。多分北だと思ったが工事で大幅に距離のある正面に回る。駅員に聞いたら「北口のすぐ前です。」にガッカリ。
再び迂回路を足早に歩き北口へ。駅の壁には立山連峰の遠景がばっちり。期待を抱いて15分後の電車に搭乗。
処がこれが失敗。電車は町中を走る。道路とか家々の合間には立山の一角が見えるものの、すぐに遮られてしまう。それにだんだん離れてゆくような?「富山駅が立山に一番近かった。」と築くのが遅かった。氷見線に乗っていたらもっと遠くの立山しか見えなかったろうと想像する。競輪場前の駐車場からようやくその全貌を見渡すことができたが、電線などの障害物が多いのでカメラアングルが悪い。
終点の富山湾まで行って見よう。
残念、岩瀬浜駅は町の中だった。そのまま折り返しの電車で競輪場前まで引き返す。2−3枚カメラに収めたが陰影がなくパッとしない。写真は諦めて次の電車に乗り富山へ。周辺のビルなどを探したが、何せ新幹線の工事中で自由が利かず、そのまま3時10分初のひだ18号に乗車。
倒れた木も起こさない?
むかしむかし まだ子供が小さかった頃、庭の小さな畑に菜の花を蒔こうと・・・。
子供と一緒に出てくるように呼びかけたが一度も出てくることはなかった。
家族で土いじりを体験させようと頑張ったが、独りよがりに終わってしまった。
わが家の家族はこうした体験をすることなく大人になった。幼稚園等の芋掘り以外は。
その後の経験則の言い伝えが・・・・心配である。
一時は 「私採る人」と後先考えずに収穫だけはしていたが、最近は畑の横の駐車場で降りても
畑には目もくれずに降りてくるらしい。
かっては芝雑犬と散歩の傍ら畑を見て居たが、いまはもう居なくなり畑を見る機会は少なくなくなった。
うっかりしていると過熟で食せないことも。
ちょっと情報をくれればと思うのだが。