柴雑犬ー裕次郎に学ぶ

 我が家には16年目の柴が居る。
 末娘が高校を卒業する年(だったと思う)友達からもらってきた子犬で、もう16年も共に生活している。
 最近は食事もママならず、専ら手作りの流動食が日課である。
 獣医さんによると、犬は早く年を取るそうで人で言えば93歳とご高齢で、私は6年前に年を追い越されてしまった。
 ところが、室内で生活していたせいか意外と元気で、若かりし時代と同様階段を上ったり、川を飛び越えたり・・・・。
 しかし、高齢化で体力が衰えたせいか、川を跳んだつもりが水田の用水路へドボン・・・とか、階段の最後2-3段を飛び降りて転んでしまったり・・・と、かっては平気でやっていたことが思うように出来ないようで、最近では階段も昇らなくなってしまった。
 我々後期高齢者予備軍も、若いつもりで「これ位は簡単に出来る」と思いがちで有るがドッツコイ・・・。
 柴と歩きながらわが身の行く末を、犬のしぐさに学ぶ昨今である。