猛暑日の中のオアシス

 7月以来、毎日猛暑日が続いている。寒さには強く雪見に遥か彼方までJRで出かけることも多かったが、暑いのには閉口している。
 思い起こせば若かりし頃はまだエアコンなどは無く、財布をハタイテ窓用クーラーを2台買い、一つは応接に今ひとつは2階の子供部屋に設置したことを思い出す。
 長女が自分の部屋を主張し始めた頃だったか?
 連れ合いが述懐した。東北角にあった台所が暑くて料理をする気にもなれなかった年が何度か有ったと。
 熱中症にならないためにクーラーを利用して・・・とテレビは騒いでいるがクーラーが普及したのはまだついこの間のような気がする。
 勤めていた私は家庭より若干早く導入されたエアコン(その頃はまだ今のように均一な冷え方では無かった)の恩恵を受けていたが、家に居た連れ合いは大変な悪環境で生活していたのだなーと同情しきりである。
 でも炎天下、水田や野菜畑で病害虫の診断や防除の方法を考えていたことを考えれば同じ立場か。
それに、経費節減の名の下にいくら暑くてもエアコンが入らなかったことも多かった。
 干天(猛暑日)続きの9月8日、台風9号の影響で久しぶりの雨。クーラーも要らないほどの気温・・・連れ合いの手術1年後のCT検査に立会い帰宅後のひと時を扇風機の風を受けながら暫く途絶えていた文章を書いている。
 台風に伴う集中豪雨で被害に会われた人達には申し訳ないが。一日も早い回復を祈ることしか私には出来ない。