目配り・気配り・心配り

 過日テレビを見ていたら、その道の天才コーナーで「スーパーのレジ読み取り日本一」のお嬢さんが紹介されていた。当初はクイズ形式で「何の日本一でしょう」の問いかけに始まり、ヒントを基に答えを出してゆく趣向で、最近は題材が無いのかどの局も出演者が楽しんでいるとしか思えないこの種の番組が増えウンザリしている。そこで、見るともなしに見ていたら・・・偶然くだんのお嬢の紹介場面に遭遇した。回答が出てカウンター読み取り場面が紹介され、読み取り機に当てて読み取る速さは近くのスーパーでは見かけられないほどのすばやさであった。
 ちなみに、カウンターに持ち込んだタレントが、カウンター台に買い物台車をぶち当てると・・「お怪我はありまうせんでしたか?」に始まり、接客の心得を聞かれて曰く「目配り・気配り・心配り」をモットーに対応しているとか。
 久し振りに心が洗われたような気がした。
 そういえば、現役時代は会議を一つ開くにも相手の立場に立って、なるべく仕事に支障の無い時期を選んで対応していたことを思い出した。最近の会議召集場面をみると「相手のことなどおかまいなし」に召集されて居るとしか思えない。相手に迷惑を掛けないようこころして対応して行動してもらいたいものである。その前に本当にその会議が必要なのかも含めて。