女性とお話

 子供たちがそれぞれ旅立って夫婦二人になった頃、私は余り喋らないので「まるで壁に話しかけているみたい。」といやみを言われたことがしばしばあった。暫くして長女夫婦が「家を建て替えて同居しよう。」と持ちかけてきた。何でも旦那さんの在所に持ちかけたが断られたらしい。
 我が家とても静岡から帰ってのち、なけなしの金を基に借金して建てた思い出の家であり・・・暫く抵抗していたがついに負けてしまった。同居当初は娘と二人でうまく生活できそうに見えたが、何せ生活のリズムが違い・・・・ついついいさかいが。
 結局、食事は別々と云うことで話がついたらしい。但し女同士の会話はけたたましく、見ているテレビの声が聞こえぬくらいであった。「テレビの声がだんだん大きくなる。」と揶揄されることもあった。どうも自分達の話が原因だと云う事が分かっていないらしい。
 ともすると、人の噂話がとうとうと話されうんざりすることもある。
 最近は「ご近所会」とか「同窓の友達」とか、散歩仲間とか週に2ー3回は出かけてお喋りをしているらしい。出て行くのは良いが出たらいつ帰るか見当も着かないのは困り者である。
 そう云うときに限って来客があったり、TELに悩まされる。「あの人の旦那さんは良い人よ。何時もお世話になっています。伝言させていただきましょうか?」と丁寧に対応してくださると???
 「我が家は出たら鉄砲の弾。」目安を立てて時間を云ってもそれまでに帰ってきたためしが無い。勢いTEL対応もぞんざいになりがちである。
 それにしても、5-6時間もよう話が尽きないことよ。かんしんかんしん。年取って同じことを何回もなんかいも繰り返しているのではないかと心配している。お相手の方々お邪魔虫になっては居ないでしょうか?・・もしそうだったらご連絡を。
 それ以上に人の噂話に花を裂かせては居ないかと心配しきり。
 ・・・・う、オレの悪口かも・・・ネ。