巾着作り

 右往左往してやっとタオルを二つに折った袋が出来上がった。「口紐あった?」「確か居間に転がっているのを見たよ。」 でも自信は無い。「あると云ったじゃないの。」そう云われても・・・。
 術後は、殆どゴムや紐は自分で通しているので記憶は脳の片隅に残っている。ただ、適当な長さかどうかは自信がない。
 帰ってすぐ、記憶を頼りに探したらヤッパリあった。
 かって、ジム通いのズボンの紐を準備したことを思い出し、裁縫箱を漁っていたら新しい紐も出てきた。
 紐を通し始めた連れ合いが・・・・「えー巾着の紐はどうして通すんだっけ?」ときた。
「二本を交互に通し両端を結べば。」・・・・「ンーそうだね。」
 通し始めて1本は通ったものの、二本目を通し始めて「紐が太すぎて通らないわー。」
 
 1本目の紐にホッチキスで2本目の紐を留め引き出すと、・・・・「すごーい。」
「こんな事たいした事じゃないぜ。」「ホッチキスで留めると云う発想がすごいと思う。」
「紐通しで通すよりこの方がヨッポド楽だと思うんだけど。」・・・ホッチキスではなく、他に留める方法はイクラでも有るのに・・・気が付かないのかなー?