金環日食

 5月の初め、ホームセンターに寄ったら金環日食観察用のメガネ等を売っていた。
 浜松に居る孫に買ってやろうかと相談したら、「保育園で対応するので要らんわ。」と。連れ合いから見事にケッチンを食らい手に入れずに帰ることに。
 最近になって、テレビなどで盛んにその見方などが放送されると、「やっぱり見てみたいわね?」・・・・「えっ?」
 仕方無しに前に見たホームセンターの売り場へ・・・・しかし有ろうはずがない。近くのホームセンターやコンビニ等、方々探したが見当たらない。
 そういえば古き時代はガラスの板にカンテラの煤を巡らせ見たものだ。しかしこのご時勢カンテラやランプなどあろうはずがない。古びた頭をめぐらせ・・・、たどり着いたのが一時代前に使っていた黒のゴミ袋。
 物置を引っくり返し探したら一枚だけ顔をだした。入っていた紙くずを処分し翌朝実験してみた。「何とかなりそうかな?」 
 テレビで眼科医が「蛍光灯を見て球が見えてはいけないと・・・一枚では見えてしまう。二枚重ねにすると見事クリア出来そうである。
 いま一つ、かざしてみる方法以外に手法はないのかな?・・・「アッタ」鏡を太陽に向けておき壁に投影する方法である。脚のある鏡をセットしておけば日蝕の経過が総て観察できる。
 「是が一番いいかな?」
 しかし、総て失敗・・・結局テレビの放映にたよりに見て終わった。
 人生後の祭りに終わることがヤタラと多いような気がするのは私だけか?