富士見の旅(2)

 「静岡へ来てるの?」
 D52機関車の写真(御殿場駅前に展示)送ったのに。「只今、国府津に向けて進行中。」
 御殿場から国府津は思ったほど遠くはなかった。途中梅祭りに遭遇したが、車上からの見物で済ませ東海道へ。12時を少し回った頃下車、下曽我の梅祭り(小田原の梅祭り)の幟が眼に入る。先ほどの駅周辺で行われて居るらしく、タクシーで向かう人も多いように見えた。思案したが、昼食を摂って小田原に向かうことに。駅前の和食の店に入り地物アジのフライ定食を注文した。獲れたてなのか?、何時ものフライより美味しいような・・・否最近は食わせてもらってはなかった。
 人の先入観とは当てにならないもの、小田原は国府津の先とばかり思っていたが後戻りした所に・・・、道理で途中下車した時、駅員が食い入るように見入り・・・「御殿場経由ですね?」と確認された意味がようやく理解出来た。
 食事をして再び駅へ・・・時間は1時間後???。待てよ、東海道線だから頻繁に有る筈ともう一度見直す。有った、丁度間に会うと思ったがホームを間違え乗り損ねる。次の列車で小田原へ。
 城を目指すこととし見回すと左手に天守閣が、案内板を便りにそこを目指す。結構歩きやっと外堀に到着したが天守閣が見えない。橋を渡って領内に向かう。堀の中にある事は間違いない。
それにしても案内板が少ない。人もまばらなのは平日のためか?
 順路の看板を目安に歩けど中々天守閣が顔を見せない。城内には梅が多かろうと思ったがこれもそこここに散在する程度、